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2年目のジンクスってホント?新人王の翌年の成績を調べてみた⑤

 この記事は2年目のジンクスシリーズ第5弾です!

前回の記事はこちら!

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1998年

セリーグ

川上憲伸

 

新人王獲得時

登板  26

投球回 161.1

防御率 2.57

勝利  14

敗戦  6

セーブ 0

 

2年目の成績

登板  29

投球回 162

防御率 4.44

勝利  8

敗戦  9

セーブ 0

 

 

パリーグ

小関竜也

※4年目に受賞

 

新人王獲得時

試合  104

安打  91

打率  .283

本塁打 3

打点  24

盗塁  15

 

翌年の成績

試合  123

安打  100

打率  .268

本塁打 1

打点  34

盗塁  16

 

2000年代ドラゴンズの絶対的エース川上憲伸

終生のライバル上原浩治に負けじと、この年新人王を受賞しています。

一年目から沢村賞級の成績を残した川上ですが、2年目に大失速。投球回こそ前年を超えましたが、防御率4点台、負け越しという成績になっています。

パリーグの新人王は4年目の小関。

俊足好守の活躍でレギュラーを獲得しましたが、翌年以降は緩やかに成績を落としていきました。

 

1997年

セリーグ

澤崎俊和

 

新人王獲得時

登板  38

投球回 156.1

防御率 3.74

勝利  12

敗戦  8

セーブ 0

 

2年目の成績

登板  17

投球回 23.2

防御率 4.94

勝利  1

敗戦  0

セーブ 0

 

パリーグ

小坂誠

 

新人王獲得時

試合  135

安打  130

打率  .261

本塁打 1

打点  30

盗塁  56

 

2年目の成績

試合  124

安打  100

打率  .233

本塁打 3

打点  33

盗塁  43

 

パリーグの小坂選手は、打撃よりも走塁と守備が大きく評価された選手です。

遊撃守備は圧巻で、その範囲の広さから、三遊間の範囲を小坂ゾーンとまで言われるようになりました。

守備走塁こそ高い水準を維持し続けましたが、前年に比べ打撃での貢献は減少傾向になります。

一方のセリーグ澤田投手。

1年目こそ13勝をあげる大活躍でしたが、翌年は登板機会が減少。わずか1勝に終わっています。

 

 

1996年

セリーグ

仁志敏久

 

新人王獲得時

試合  114

安打  109

打率  .270

本塁打 7

打点  24

盗塁  17

 

2年目の成績

試合  119

安打  100

打率  .242

本塁打 10

打点  39

盗塁  10

 

パリーグ

金子誠

※3年目に受賞

 

新人王獲得時

試合  117

安打  103

打率  .261

本塁打 4

打点  33

盗塁  15

 

翌年の成績

試合  134

安打  142

打率  .277

本塁打 12

打点  33

盗塁  13

 

両リーグを代表する内野手が登場します。

ジャイアンツの攻撃的にバントして活躍した仁志選手は打率こそ下げますが、全体的に前年と同程度の成績を残しています。

日本ハムの金子選手は確実性のあるショートの守備で一時代を築きました。

入団3年目にセカンドとして出場機会を確保。新人王を受賞すると、翌年はさらに成績をあげ、GG賞にもあと一票で受賞というところまで守備を上達させました。

 

1995年

セリーグ

山内泰幸

 

新人王獲得時

登板  34

投球回 163.1

防御率 3.03

勝利  14

敗戦  10

セーブ 0

 

2年目の成績

登板  46

投球回 117.2

防御率 3.90

勝利  11

敗戦  8

セーブ 0

 

パリーグ

平井正史

※2年目に受賞

 

新人王獲得時

登板  53

投球回 85.1

防御率 2.32

勝利  15

敗戦  5

セーブ 27

 

翌年の成績

登板  34

投球回 50.1

防御率 2.50

勝利  5

敗戦  3

セーブ 6

 

新人王史上もっとも異常な成績ともいわれる平井投手の登場です

主にリリーフとして登板し、一年目から27Sという優秀な成績を収めますが、それだけでなく、勝ち星も15勝あげており、エースと守護神の二刀流のような成績をあげています。

翌年は成績こそ下げていますが、それでも34登板、防御率2.50を記録しており、優秀なリリーフとして活躍していました。

一方セリーグの山内投手も、平井投手に負けじと14勝の活躍を残し新人王に輝きました。

翌年は規定投球回には達しませんでしたが、11勝をあげています。

 

1994年 

セリーグ

藪恵壹

 

新人王獲得時

登板  26

投球回 181.1

防御率 3.18

勝利  9

敗戦  9

セーブ 0

 

2年目の成績

登板  27

投球回 196

防御率 2.98

勝利  7

敗戦  13

セーブ 0

 

パリーグ

渡辺秀一

 

新人王獲得時

登板  31

投球回 95.2

防御率 3.20

勝利  8

敗戦  4

セーブ 0

 

2年目の成績

登板  24

投球回 105

防御率 4.11

勝利  5

敗戦  10

セーブ 0

 

ミスター暗黒エースといえば三浦か藪か、でおなじみ藪投手です

その暗黒エースっぷりは凄まじく、キャリア一年目から投げまくり181.1イニングを記録。勝ち星こそ二桁に届きませんでしたが、先発ローテとして活躍します。

その本領が発揮されたのは2年目から。前年を上回る196回を投げ防御率2.98というエースの名に恥じない投球をしますが、勝ち星はまさかの 7
これを2年目のジンクスというにはあまりに心が痛むことろです。

一方の渡辺投手は先発と中継ぎを行ったり来たりの成績。
成績も2年目には落としてしまい、二桁10敗を記録しています。

 

 

いかがでしたか?

2000年代を代表する内野手や名投手がたくさんいましたね!

この年代はピッチャーの成績が少し落ちているように感じましたね。

バッターの場合は、一年目に大きな弱点がない限り、2年目は守備の上達に時間をかける選手が多いので、やはり打撃成績は落ちがちだなぁと思います。

ただ、この2年目があるからこそ、現役を少しでも長くするには大切な時期なのでもっと長い目で見る必要もありますね!

 

続いては1993年から過去の5年分の新人王です!

21世紀を彩る名選手がズラリ!

 

 

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