中日ドラゴンズの背番号99の歴史
背番号99は崖っぷちの背番号だ!
というのも過去の話。
最近では他チームを追われたベテランを獲得した時にあんまりいい番号用意できないけど、何かと理由をつけて99番を与えてみたらプチ復活してヨッシャー!ってなるのが定番になってきましたね
僕の中では中村紀洋選手が99番の代表なんですが、みなさんにも推し99番はいますか?
もしいなければこのブログを参考にして、推し99を見つけてみてください
中日ドラゴンズの背番号99番の歴史
これまで中日ドラゴンズには10人の99番ホルダーが在籍していましたが、みなさんは何人覚えていますか?
ヒントは
- 初代99番(投手)
- コーチ ・・・ 3人
- 外国人投手 ・・ 2人
- 戦力外名選手 ・・2人
- ピンクが好きな人
- 血行障害の人(克服)
の10人です
予想は出来ましたか?
それでは正解を時系列順に発表していきましょう!
※カッコの中は中日在籍時に背番号99だった期間です
渡部司
(1979)
中日の初代99番ホルダーです
入団当初は中日のエースナンバー20を背負っていましたが、翌年22番に変更されてしまいます。
以降、中継ぎとして何試合か登板しますがルーキーイヤーにあげた3勝のみで引退しました。
引退後は打撃投手などをつとめ、1979年に選手ではなくスタッフとして中日史上初めての99を1年間だけ背負いました。
(1992)
1982年に阪急へ入団した内野手です
ガッツ溢れるプレーが魅力的で、6年目のシーズンに中日ドラゴンズへとトレード移籍してきます。
しかし、当時のドラゴンズでは仁村徹が絶対的レギュラーとして活躍しており、兼任コーチを務めたのち1990年に引退しました。
その2年後にあたる1992年にコーチとして背番号99を背負いますが翌年に89へと変更しています。
(1993-1994)
これまで1年しか背負われることのなかった99番をはじめて連続で背負った男です
背番号99はコーチ時代の1993年から94年までつとめました。
、、あれ?
選手として99番だった人だれもいなくない、、?
しかもみんなすぐ変更してるし、、
と思ったあなた!
ようやくあの男がやってまいります!
(1996-2003/2010-2013)
1989年にドラフト2位で入団。当時は38番を背負っていました
3年目のシーズンに投手から外野手へとコンバートし、さらに1996年に99番へと背番号を変更しました。
するとたちまち外野手としての才能が開花。力強いバッテングを武器に3度のリーグ優勝に貢献します。
5度の二桁本塁打や開幕21試合連続安打などの記録をマークし、落合黄金期の序盤を支えました。
落合監督が就任した際に背番号を99番から9番に変更しましているので99番のイメージが薄い人も多いと思いますが、現役を引退後に一軍打撃コーチ・二軍監督に就任すると長年親しんできた99番に背番号を戻し、後進の指導につとめました。
山崎章弘
(2005-2006)
1986年に巨人に入団するも3年間で44試合の出場に終わります。
現役引退後は関西独立リーグや四国アイランドリーグで指導者の道に進むと2005年に中日ドラゴンズの二軍コーチに就任し背番号99をつけました。
ちなみにオリックスバファローズの山崎福也投手は実の息子さんです。
(2007-2008)
さぁ!いよいよこの選手の登場です!
オリックスを自由契約になったのち育成契約でドラゴンズに入団した中村選手
オープン戦で打ちまくると開幕前に支配下契約を勝ち取ります。
背番号99で復活した中村選手は在籍2年間で44本塁打を放つ大活躍を見せました。
在籍1年目の2007年には約半世紀ぶりの日本一に貢献し日本シリーズMVPを受賞しました。
さらなる飛躍が期待されましたが、2008年シーズンオフにFA権を行使して楽天に移籍をしてしまったので中日での99番生活は2年間で終了しました。
(2014)
中村選手のあとを継いだのはWBC2006ドミニカ代表でもあったカブレラ選手が背番号99を背負いました
速球を武器に初年度は開幕ローテに定着し6勝をマークします。
翌年も5勝をあげるなど安定した成績を残していましたが、クイックやバッティングに難があり2シーズンでの退団となりました。
ジョーダン・ノベルト
(2016-2017)
まさかの背番号99外国人リレーを受け継いだジョーダン投手
成績はカブレラ選手と似たようなもので在籍2年間で12勝をマークしています。
ナゴヤドームなどの屋内球場では無類の強さを発揮しましたが、屋外球場ではコテンパンに打たれており、クイックなど守備面でもコーチとの対立も多く2年で退団。
ヤクルトへと移籍していきました。
(2018)
みなさんおなじみの平成の怪物。松坂大輔投手です。
メジャーリーグで通算56勝をあげたのち、日本球界に凱旋帰国を果たします。
復帰したソフトバンクでは3年12億の破格の待遇で迎えられますが、あんまり活躍できず自由契約となりました。
このまま引退かと思われていましたが、西武時代の兄貴分である森繁和さんが監督に就任した縁もありドラゴンズへと入団します。
すると4月30日には4241日ぶりの勝利を皮切りにあれよあれよと勝ち星を積み重ね、しまいにはオールスターゲームにファン投票1位で選ばれるほどの復活劇を演じます。
最終的に6勝4敗と貯金を作り、カムバック賞まで受賞する活躍ぶりでした!
( 2019-現在)
最後に現在99番を背負っている選手の紹介です
2013年ドラフト1位で入団した鈴木選手。
品のあるストレートを武器に2017年には5勝をあげましたが、血行障害もあり松坂選手と入れ替えの形で現在の99番に変更となりました。
今シーズンは2軍での調整がメインでしたが8月下旬に1軍登録もされており、早くも復活を待ち焦がれています。
以上が中日ドラゴンズの歴代背番号99でした!
勝手にベテランの選手がつける番号だと思い込んでいましたが、実に多様な選手・コーチが背負ってきた番号なんだなぁと感じました。
現在99番の鈴木選手はじめ、今後どのような選手が現れるのか楽しみですね!