2年目のジンクスってホント?新人王の翌年の成績を調べてみた④
この記事は2年目のジンクスシリーズ第四弾です!
前回の記事はこちら!
2003
新人王獲得時
登板 25
投球回 175
防御率 3.34
勝利 10
敗戦 7
セーブ 0
2年目の成績
登板 31
投球回 139.2
防御率 5.03
勝利 7
敗戦 8
セーブ 5
新人王獲得時
登板 26
投球回 189
防御率 3.38
勝利 14
敗戦 5
セーブ 0
2年目の成績
登板 19
投球回 128.1
防御率 4.35
勝利 10
敗戦 6
セーブ 0
2003年は両リーグ左右の若きピッチャーが新人王を受賞しています
木佐貫投手は初年度に10勝を挙げる活躍を見せますが、翌年に失速。
規定イニング近く投げるも防御率5点台、勝ち星よりも負けが先行し、リリーフへの移動も味わいました。
パリーグの和田投手も初年度から大活躍。
高い奪三振能力に加え、スタミナも豊富。初年度から14勝をマークします。
しかし翌年。に長けた勝利はあげますが、規定の投球回に届かず成績を下げています。
2002
新人王獲得時
登板 29
投球回 178.1
防御率 3.33
勝利 12
敗戦 9
セーブ 0
2年目の成績
登板 30
投球回 190
防御率 3.79
勝利 12
敗戦 11
セーブ 0
※3年目に獲得
新人王獲得時
登板 23
投球回 156.2
防御率 3.45
勝利 9
敗戦 11
セーブ 0
翌年の成績
登板 26
投球回 134
防御率 5.78
勝利 5
敗戦 15
セーブ 0
セリーグの石川投手といえば二桁勝利をコンスタントに挙げる能力でしょう。
一年目二年目ともに12勝をあげており、ひと試合あたりの平均イニング数も上がっているので飛躍した一年と言えるでしょう。
パリーグの正田投手は高卒3年目での受賞です。
イニングを稼ぐものの勝ち星は思ったよりも伸びず、2年目には借金10を叩きだしてしまいました。
2001
新人王獲得時
試合 128
安打 128
打率 .292
本塁打 1
打点 23
盗塁 39
2年目の成績
試合 78
安打 78
打率 .252
本塁打 0
打点 12
盗塁 26
新人王獲得時
登板 57
投球回 94
防御率 2.68
勝利 7
敗戦 5
セーブ 14
2年目の成績
登板 28
投球回 27.1
防御率 3.95
勝利 1
敗戦 5
セーブ 10
流星のごとく野球界を駆け抜けた赤星選手です
一年目から阪神の外野手として活躍しており、新人ながら盗塁王に輝きます。
2年目に出場試合は大きく減らしますが、それでも盗塁王のタイトルに輝く活躍を見せています。
しかし、出場78試合は残念ながら少ないですよね。3ヶ月の長期離脱を踏まえても2年目のジンクスに少しはまったと言えるでしょう。
パリーグの大久保投手はピッチャーとしてマルチに活躍しました
初年度は57試合に投げて防御率2.68の成績をあげます。
しかし2年目以降は徐々に成績を落としており、まさに研究されてしまった投手と言えるでしょう。
2000
※2年目に獲得
新人王獲得時
試合 110
安打 145
打率 .346
本塁打 3
打点 36
盗塁 8
2年目の成績
試合 138
安打 130
打率 .271
本塁打 2
打点 49
盗塁 10
該当者なし
パリーグは近年では最後の新人王該当者なしです。
一方のセリーグも新人王を受賞したのはルーキーでなく、2年目の金城選手です。
それでも145安打で首位打者を獲得しており、まさに文句なしの受賞です。
翌年も若手外野手としては十分な成績ですが、前年度首位打者としては残念な成績になっています。
1999
新人王獲得時
登板 25
投球回 197.2
防御率 2.09
勝利 20
敗戦 4
セーブ 0
2年目の成績
登板 20
投球回 131
防御率 3.57
勝利 9
敗戦 7
セーブ 0
新人王獲得時
登板 25
投球回 180
防御率 2.60
勝利 16
敗戦 5
セーブ 0
2年目の成績
登板 27
投球回 167.2
防御率 3.97
勝利 14
敗戦 7
セーブ 1
その後の野球人生を見ても史上最高の新人王年ではないでしょうか。
セリーグの上原投手は現在最後の新人20勝をあげ、沢村賞に輝いています。
一方の松坂投手も高卒ルーキーで16勝、180イニングと沢村賞に匹敵する成績を残しています。
残念ながら両投手とも翌年成績を落としていますが、一年目の成績があまりにも優秀すぎたという珍しい例ですね。
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いかがだったでしょうか。
21世初頭を彩る名選手がずらりと登場してきましたね。
しかし、今回のテーマである2年目のジンクスに限ってはもれなく全員ハマってしまっている印象を受けました。
やはりさかのぼればさかのぼるほど、2年目のジンクスは強まってくるのでしょうか、、
次は1998年から1994年までの新人王を検証していきます!