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【総勢18人】新人特別表彰の受賞者のまとめ【前編】

11月26日に発表される新人王

 

今年は特にセリーグの新人王争いが激しくて、阪神の近本光司 ・ヤクルトの村上宗隆の一騎打ちをなっていますね

 

 新人王のタイトルは、一生に一度しかチャンスがなく、年にリーグで1人しか受賞できない唯一のタイトルであり

 

その希少性から、入団まもないプロ野球選手にとって、まず第一の目標とされることも多いです。

 

そんな新人王ですが、受賞できるのは1年に各リーグ1人までという規則があり、優秀な成績を残せば必ず受賞できるわけではないんですよ。

 

 それでも、別の年なら新人王間違いなし!な成績を記録した選手には、各リーグから「新人特別表彰」を選出することもあり、今年も近本選手か村上選手のどちらかは「新人特別表彰」になるのではないかと噂されています。

 

今回は、本来なら新人王を受賞できたであろう18人の歴代「新人特別表彰」受賞者をご紹介し、新人王を逃した阪神ファン・ヤクルトファンの心の平穏を取り戻す記事となっています。

 

 

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1987年 

<新人王>

阿波野秀幸近鉄

1年目(23歳)

[成績] 32試 249.2回 15勝12敗 201奪三振 防御率2.88

[通算] 305試 1260回 75勝68敗5セーブ 985奪三振 防御率3.71

 

パ・リーグ会長特別賞>

西崎幸広日本ハム

1年目(23歳)

[成績] 30試 221.1回 15勝7敗 176奪三振 防御率2.89

[通算] 330試 2004回 127勝102敗22セーブ 1573奪三振 防御率3.25

 

 

初の新人特別賞が選出されたのは1987年の西崎投手でした。

 

2人とも大卒ルーキーとして互角な成績を記録しましたが、奪三振・最多投球回のタイトルを獲得した阿波野秀幸が新人王を受賞しました。

 

新人王を逃した西崎でしたが、のちに「トレンディーエース」といわれるほどの人気を獲得し、通算127勝をマークし、一世を風靡する大活躍

 

娘さんもかなり美人でうらやましい限りです。

 

1990年

 

<新人王>

野茂英雄近鉄

1年目(22歳)

[成績] 29試 235回 18勝8敗 287奪三振 防御率2.91

[通算] 139試 1051.1回 78勝46敗 1204奪三振 防御率3.15

 

<優秀新人賞>

潮崎哲也(西武)

1年目・(22歳)

[成績] 43試 102.2回 7勝4敗8S 123奪三振 防御率1.84

[通算] 523試 1249.1回 82勝55敗55S 967奪三振 防御率3.16

 

石井浩郎近鉄

1年目(26歳)

[成績] 86試 率.300 79安打 本22 46打点

[通算] 974試 率.289 894安打  本162 536打点

 

酒井光次郎(日本ハム

1年目(22歳)

[成績] 27試 171.2回 10勝10敗 103奪三振 防御率3.46

[通算] 171試 553.1回 23勝36敗 380奪三振 防御率4.07

 

 

伝説のトルネード野茂英雄が、史上最多の8球団競合で近鉄に入団した年です。

 

セットアッパーとして定着した潮崎、規定未達ながら3割22本塁打の石井、二桁10勝の酒井 と例年なら誰が新人王でも文句のない年ですが、やっぱり野茂はスゴかった

 

投手四冠を独占し、シーズンMVPとB9をW受賞。

 

投手として最高の栄誉『沢村賞』を獲得する大活躍で、新人王はほとんどおまけのような状態でした。

 

1992年

 

<新人王>

高村 祐(近鉄

1年目(23歳)

[成績] 28試 180回 13勝9敗 153奪三振 防御率3.15

[通算] 287試 1476.2回 83勝102敗 1094奪三振 防御率4.31

 

<優秀新人賞>

若田部健一ダイエー

1年目(23歳)

[成績] 27試 193.1回 10勝13敗 97奪三振 防御率4.00

[通算] 271試 1315回 71勝75敗 761奪三振 防御率4.15

 

片岡篤史日本ハム

1年目(23歳)

[成績] 125試 率.290 125安打 10本 53打点

[通算] 1569試 率.270 1425安打 164本 717打点

 

河本育之(ロッテ)

1年目(25歳)

[成績] 40試 76.2回 2勝4敗19S 91奪三振 防御率2.58

[通算] 500試 637.2回 36勝43敗95S 634奪三振 防御率3.57

 

個人的にはちょっと甘いかなと感じた1992年です。

 

若田部・高村の新人王争いは、投球内容の差で高村が勝利し新人王を獲得。
その後も大学時代からのライバル関係はプロでもつづき、通算成績もほぼ互角な成績をマークします。

 

新人ながら好成績を残した片岡・河本の2人でしたが、例年なら新人王投票2位くらいの成績じゃないですかね?

 

若田部にあげるならこの2人にもあげなきゃ可哀想!って話し合いがあったんじゃないかな。

 

1998年

 

<新人王>

川上憲伸(中日)

1年目(23歳)

[成績] 26試 161.1回 14勝6敗 124奪三振 防御率2.57

[通算] 275試 1731回 117勝76敗1S 1381奪三振 防御率3.24

 

セントラル・リーグ会長特別表彰>

高橋由伸(巨人)

1年目(23歳)

[成績] 126試 率.300 140安打 19本 75打点

[通算] 1819試 率.291 1753安打 321本 986打点

 

坪井智哉阪神

1年目(24歳)

[成績] 123試 率.327 135安打 2本 21打点

[通算] 1036試 率.292 976安打 32本 265打点

 

小林幹英(広島)

1年目(24歳)

[成績] 54試 81.2回 9勝6敗18S 105奪三振 防御率2.87

[通算] 238試 337回 19勝22敗29S 356奪三振 防御率3.90

 

近年最高レベルの新人王争いが繰り広げられたこの年

 

4人とも新人王でも文句はないのですが、大本命は中日の川上憲伸と巨人の高橋由伸でした。

 

どちらも甲乙つけがたい成績でしたが、決定打となったのは直接対決の成績

 

22度の対戦で1安打(1本塁打)に抑えた川上が新人王を受賞となります。

 

特別賞になりましたが、坪井は歴代新人最高打率、小林も27SPとチームに欠かせない貴重な戦力として大活躍を見せました。

 

 

つづき

 

 

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