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【11度目の決戦】ジャイアンツ×ホーククスの日本シリーズの歴史【前編】

いよいよやってまいりました!日本球界No.1を決める戦い『日本シリーズ』の季節です!

今年はセリーグ王者の読売ジャイアンツパリーグ代表の福岡ソフトバンクホークスの戦いとなっております。

 

両リーグを代表する強豪同士の戦いといった印象ですが、以外にもこの組み合わせは2000年に行われたON決戦ぶりらしく、なかなかお目にかかれない貴重なシリーズとなっています。

 

約20年ぶりということで、あんまり戦ったことがないのかな?
と思っていましたが

 

1951年から数えて通算11度目の組み合わせとなっており、これは歴代1位の回数です。

 

そんなジャイアンツ×ホークスの日本シリーズの歴史をまとめてみました!

 

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1951年

第二回日本シリーズで初対戦となった両球団

 

ジャイアンツの監督は名将:水原茂

ホークス(当時は南海)を率いるは監督として通算1773勝をあげる鶴岡一人

 

この両者の戦いは1959 年まで続く因縁の戦いとなりました。

 

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シリーズの行方はというと、藤本英雄別所毅彦中尾碩志といった200勝トリオに加え

 

『猛牛:千葉茂』『戦後初の外国人選手:与那嶺要』『打撃の神様:川上哲治を要するジャイアンツが終始圧倒。

 

4勝1敗で初の栄冠に輝きました。

 

<戦績>

巨人 4ー1 南海(◯◯◯⚫️◯)
MVP:南村不可止(巨)

 

【主な出場選手】
川上哲治(巨)
藤本英雄(巨)
与那嶺要(巨)

 

 

1952年

前年と同じ組み合わせになった戦いです

 

雪辱を晴らしたい南海でしたが、第1戦2戦と先発投手の別所・藤本に要所でタイムリーを打たれ、さっそく2連敗を喫します

 

場所を大阪球場に変えた第3戦ではエース柚木進が巨人打線を0点に抑え、シリーズ初勝利をあげます

 

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勢いを渡したくないジャイアンツは第1戦で勝利投手となった別所を先発させると、打っては2安打2打点。投げても9回2失点の熱投を演じ、ジャイアンツが2年連続での日本一に王手をかけます

 

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勝てば日本一のジャイアンツは、第2戦の勝利投手の藤本を先発させます


しかし、ピリッとしない藤本は3回までに4失点をすると、打線も南海投手陣を打ち込めず4-1で敗戦してしまいます

 

再び舞台を後楽園に戻した第6戦


初回に2点を失ったジャイアンツでしたが、5回に千葉茂のタイムリーで同点に戻すと、リリーフで別所を投入する必死の継投

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その裏。南海の先発 柚木のまさかのワイルドピッチで1点を得たジャイアンツがそのまま逃げ切り、3-2で勝利

 

2年連続での栄冠を手に入れました

 

<戦績>

巨人 4ー2 南海(◯◯⚫️◯⚫️◯)
MVP:別所毅彦(巨)

 

【主な出場選手】
柚木進(南)
別所毅彦(巨)
黒田一博(南)

 

1953年

3年連続で同じ顔合わせとなった因縁の一戦

 

前年まで開幕試合を落としていた南海でしたが、大阪球場で開かれた第1戦で粘りを見せ、延長12回サヨナラ勝ちをおさめます

 

連勝を目指す南海は、先発中村が粘りのピッチングを見せ6回終わって2対1とリードします。

 

しかし、迎えた7回。
与那嶺・千葉・南村に3発のホームランを打たれ第2戦を落とします

 

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第3戦は両軍粘りをみせて、9回降雨コールド引き分けになり、1勝1敗1分というまさに互角の勝負を展開します

 

初の日本一を目指した南海でしたが翌日から2試合連続で完封負けをくらい、完全にあとがなくなります

 

しかし、諸事情で場所を甲子園に移した第6戦では逆に巨人を完封するなど、前年に続き2勝目をマークします

 

この勢いそのままに!


と言いたかったですが、第6戦で完封した大神を中0日でリリーフに送ったところ、同点・逆転のホームランを打たれてしまいこれが決勝点

 

3年連続で巨人が日本一に輝きました。

 

<戦績>

巨人 4ー2 南海(⚫️◯△◯◯⚫️◯)
MVP:川上哲治(巨)

 

【主な出場選手】
大神武彦(南)
岡本伊三美(南)
大友工(巨)

 

 

1955年

これまで3連敗を喫していた南海でしたが、この年は一味違います

 

初戦こそ延長の末、敗れますが

 

第2戦、3戦と完封勝利をおさめ、勝ち越しを決めます

 

勝てば王手の第4戦目では、1対1の同点の8回にジャイアンツの守乱につけ込み、一挙4得点!

 

ジャイアンツ戦 初の日本一へ向け、大きな1勝を手に入れます

 

どうしても負けられないジャイアンツは、千葉や広田といった日本一常連メンバーらを大きく入れ替え、決死の一戦に臨みます

 

すると、これまでの凡打が嘘だったように打ちまくり、9得点を入れ南海を打ち負かすと、場所を大阪に移した第6戦にも勝利し、3勝3敗の五分に戻します

 

勝てば日本一の第7戦

 

ジャイアンツは先発中継ぎと、このシリーズ3連投していた別所を先発にする賭けに出ます

 

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疲労が心配されましたが、のちに生涯一のピッチングだったという快投を見せつけ、南海打線をシャットアウト

 

崖っぷちからの3連勝でジャイアンツが日本一に輝きました

 

<戦績>

巨人 4ー3 南海(○●●●○○○)
MVP:別所毅彦(巨)

 

【主な出場選手】
飯田徳治(南)
中尾碩志(巨)
森下正夫(南)

 

1959年

水原・鶴岡両監督の最終決戦です

 

 3万人を超える観衆のなか行われた第1戦
南海はエース杉浦忠を投入します

 

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一方のジャイアンツはエースの藤田ではなく、義原を先発させます

 

すると、南海は1回にいきなり義原を攻め立てノックアウト
リリーフに入った別所も攻め立て一挙5得点

 

過去何度も苦しめられた別所を打ち負かして南海は勝利を掴みとります。

 

第2戦にエース藤田を投入したジャイアンツは初回に長嶋が2ランホームランを放ち、試合の主導権を握ったかと思われます

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しかし、シリーズ前から足に不安のあった藤田が4回に捕まり4失点

 

南海はこの好機を見逃さず、エース杉浦を5回から投入し、2連勝を飾ります

 

第3戦。南海は前日リリーフに入った杉浦を先発させ、王手を目指します


一方のジャイアンツも前日先発の藤田を登板させる必勝態勢を整えました

 

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両投手ともに疲労が不安視されていましたが、見事な投手戦を披露し、9回終わって2-2の熱戦を演じます

 

南海は10回の表に第1戦で先発した義原を攻め立て1点を奪うと、先発の杉浦が10回の裏のマウンドに立ち、142球の完投勝利をおさめ3連勝

 

悲願のジャイアンツを倒しての日本一が目の前にやってきます

 

どうしても勝利が欲しい南海は、雨で順延したことも考慮し、ここまで3勝をマークした杉浦を先発させます

 

一方、4連敗は避けたいジャイアンツも藤田をマウンドに送り、これでシリーズ先発3連投となりました

 

3回に南海の杉山がタイムリーを放つと、エース杉浦にはこの得点だけで十分でした

 

ジャイアンツ打線を完璧に封じ、今シリーズ初の完封勝利で南海を日本一に導きました

 

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<戦績>

巨人 0ー4 南海(○○○○)
MVP:杉浦忠(南)

 

【主な出場選手】
杉浦忠(南)
長嶋茂雄(巨)
野村克也(南)

 

ここまで5度の対戦を終えてジャイアンツの4勝。ホークスの1勝と巨人がリードを見せます

 

ここから巻き返したい南海ですが、この後V9を控えているジャイアンツに対してどれだけ食い下がれるか、そして水原・鶴岡時代以降の因縁の一戦はどうなっていくのか。

 

新時代の両軍の戦いぶりをご覧ください!

 

 

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