【総勢58人】ソフトバンクの育成選手って本当にすごいの?【後編】
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【総勢58人】ソフトバンクの育成選手って本当にすごいの?【前編】の続きです!
2013
育成3位の曽根選手はフレッシュオールスター2017年でMVPを獲得した注目選手
ソフトバンクでの試合出場は2017年の2試合だけでしたが、広島に移籍2年目の今年、主に守備固めや代走で64試合に出場しを果たしています。
しかし!なんといっても出世株は育成1位の石川柊太投手でしょう
最速150km中盤のストレートに大きく曲がるカーブを武器に先発・中継ぎと大活躍!2018年には13勝をマークしており、今年は怪我もあってシーズンの登板は2試合だけでしたが、日本シリーズでは勝ち星を挙げるなど、来年以降の復活が待ち焦がれています。
2014
過去最多の8人の選手を指名しましたが、これといった活躍をあげた選手はあまり見あたりません。
一軍出場した選手もおらず、現在もソフトバンクに在籍しているのも堀内選手だけとかなり寂しい結果になっています。
ジャイアンツに移籍した山下選手も今シーズン自由契約を言い渡されるなど『数撃てど実らず』な指名でした。
2015
- 野沢佑斗
- 児玉龍也
- 樋越優一
- 中村晨
- 渡辺健史
この年の指名選手も一軍出場は叶っていません。
1巡目指名の野沢投手も2019年の2軍登板数はわずか9試合
もっとも試合に出場しているのは5巡目指名の渡辺投手で、2019年の二軍登板数は23試合で防御率1.88と好成績を残しており、来シーズンには支配下登録。そして、一軍のマウンドに立てる可能性は十分にあります。
2016
- 大本将吾
- 長谷川宙輝
- 田城飛翔
- 森山孔介
- 清水陸哉
- 松本龍憲
この年も支配下登録された選手はいませんが、3巡目指名の田城選手は要チェックです。
3・4月に打ちまくりファームの月間MVPに輝くと、年間通して大活躍!
112試合に出場しリーグ2位の打率.307とリーグ最多の108安打を記録しています。
まだ二十歳と若く、手薄なソフトバンク外野陣に割ってはいってくる次世代のレギュラー候補です!
2017
近年、育成からの一軍戦力が途絶えていましたが、久しぶりの大当たり年です。
彗星の如く現れたのは、二巡目指名の周東選手
4月21日に初スタメンを飾ると、いきなりプロ入り初のホームランを放ち、この試合4打点。
その後、バッティングの調子こそ落とすものの、得意の足を生かして25盗塁をマークしており、将来のリードオフマンとして期待されます。
そして、4巡目指名の大竹選手も渋い活躍を見せます。
17試合に登板し5勝4敗の勝ち越しを決めチームに貢献。
投球回も前年から大きく伸ばし、106イニングに登板しました。
2018
- 渡辺陸
- 岡本直也
- 重田倫明
- 中村宣聖
まだ入団から1シーズンしかたっておらず、支配下登録の選手はいませんが、育成3巡目の重田投手は3軍で29試合に登板し、防御率2.17。2軍でも登板しており、来シーズン以降の活躍が望まれています。
2019
- 石塚綜一郎
- 大関友久
- 伊藤大将
- 勝連大稀
- 舟越秀虎
- 荒木翔太
- 村上舜
大量7名の指名に至った今年の育成指名
1位指名の石塚綜一郎選手は高校通算39発のホームランを打った強打のキャッチャーです。
高校時代は強肩を買われてピッチャーもしていたので、捕手としての伸び代が十分な楽しみな選手です。
まとめ
2005年の育成ドラフト導入以降、ソフトバンクは58人の選手を指名していました!
※2019年度指名を除く
そのうち支配下契約を勝ち取ったのは18人で、中には日本を代表する選手へと成長した選手も大勢います。
この成績は立派ですね!
他球団では育成した選手がまったく活躍せず、支配下を勝ち取れるのが全体の一割程度な球団もある中、3割以上の選手が支配下になれるソフトバンクの育成手腕は見事としかいいようがありません!
※支配下率 31%
よく育成ドラフトを『金持ち球団の特権だ!』『選手の立場が弱くてかわいそう!』という声がありますが、個人的には育成ドラフト賛成派です。
人生において20代という時間は貴重でもありながら、自由に好きなことへと挑戦していい時期だとぼくは考えています。
むしろ、夢を諦めてやりたくないことをするくらいなら、成功できるかわかんないけど絶対にやりたいことに死ぬ気で努力する方が有意義な時間じゃありませんか?
それでも夢を掴みきれなかったら次の一歩に潔く突き進めばいいし、それを許容できる社会の方がいいじゃないですか。
と、まぁまぁ偉そうなことをいってしまったので、最後にソフトバンクの豪華すぎる選手寮を見て驚愕する西武陣を見てお別れとしましょう。
いや、豪華すぎー!