yakyuukiroku’s blog

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【総勢58人】ソフトバンクの育成選手って本当にすごいの?【前編】

日本シリーズ2019を見てて思いました。


ソフトバンクの層が厚すぎる、、

 

さすが総年俸12球団1位や!と思っていましたが、開幕投手の千賀滉大投手に甲斐拓也捕手。

一番バッターの牧原大成に代走で活躍した周東佑京など、随所に育成出身の選手が活躍していて、年俸だけでなく育成によってこの巨大戦力を作り上げたんだなぁと痛感しました。

 

しかし!誰もが一度は考えたはず。

 

『下手な鉄砲数打ちゃ当たるで本当は大したことないんじゃないの⁉︎』

 

そんな疑問を感じたので、育成ドラフト導入の2005年からの指名選手総勢58人を徹底調査し、いったい何人の選手が支配下契約を勝ち取ったのか、どんなキャリアを重ねているのかをまとめてみました!

 

支配下契約を勝ち取ったのは何人だと思いますか?

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2005

 

育成ドラフト元年。初めて育成指名を受けた2人とものちに支配下契約を勝ち取り、一軍出場を果たしています。

 

特に小斉選手は2008年に39試合、翌年には43試合に出場しており、将来を大きく期待された選手の1人でした。

 

守備位置がファーストやレフトと、強打のライバルが多かったこともあり、2011年オフに金銭トレードで楽天に移籍し、2015年まで現役を続けました。

 

2006

 

山田投手は入団後の3年間でまったく芽がでず、一軍出場0で自由契約を言い渡されます

 

しかしテスト生で参加していた秋季キャンプで王貞治球団会長の助言もありソフトバンクは再契約
シーズン開幕前には支配下契約を勝ち取ります。

 

すると、これまでのくすぶっていた才能が一気に開花し、その年だけで12試合に先発し4勝をマーク。

一気に期待の若手投手の筆頭株に躍り出ます。

 

2012年には24試合に先発し、育成投手史上初の規定投球回に到達。先発ローテの一角を担い、将来のエース候補に数えられました。

 

その後、ソフトバンクでは大きく活躍することはできませんでしたが、2019年現在もヤクルトスワローズに在籍しており、育成の星として再び大きく輝いてくれることを願っています。

 

2007

参加せず

 

2008

 

この年の出世頭は2巡目指名の二保旭投手でしょう

 

2012年に1軍初出場を勝ち取ると、2015年には44試合に登板し、プロ入り7年目でプロ入り初勝利もマークします。

 

しかし、飛躍が期待された2016年のキャンプ中に右肘を痛めトミージョン手術を決断。

 

その後、2年間一軍のマウンドに立つことはありませんでしたが、2018年に復活を遂げ、35試合に登板。さらなる活躍が期待されています。

 

2009

参加せず

 

2010

 

まさに宝の山!

この年指名した総勢11名の選手のうち、現在も在籍しているのはわずか4名

 

そのうち3名が育成指名の選手となっています!

 

1人目が千賀滉大

その落差から️『おばけフォーク』といわれるフォークを武器に2013年には51試合に登板。
先発に転向した2016年には12勝をマークし、翌年のWBC日本代表に選ばれました。

現在もソフトバンクのエースとして、日本のエースとして大活躍しています。

 

2人目が牧原大成
2012年に一軍初出場を果たすと、便利屋枠として長年チームを支えます。
そして迎えた2019年。前年の59試合のほぼ倍となる114試合に出場し、一気にレギュラーを獲得します。
まだまだ走攻守に荒い部分は目立ちますが、抜群の身体能力で同期の柳田選手のようなリーグを代表する選手へと成長してほしい注目選手です

 

最後は甲斐拓也
抜群の強肩を誇り️『甲斐キャノン』の愛称が定着しています
入団1年目は1軍はおろか2軍でも出場がなく、あまり期待はされていませんでした

 

圧倒的な肩の強さは評価されていましたが、捕球やリードの評価は低く入団5年で一軍出場数はわずか15試合
少しづつ首が寒くなってきます

そんな状況が一変したのは2017年
開幕1軍を勝ち取ると、4月2日には初のスタメンを勝ち取りチームに貢献。
不安視されていたバッティングでも徐々に成長をみせ、終わってみればキャリアハイの103試合に出場。
翌年以降も自慢の強肩を武器にレギュラーの座を守り続け、日本を代表するキャッチャーへと突き進んでいます

 

2011

 

7名の指名中、ソフトバンクで一軍に出場したのは釜元選手ただ1人。
今シーズン86試合に出場し4本のホームランを放っています。

 

その釜元選手を凌ぐ活躍を見せたのが、ドラゴンズに移籍した亀澤恭平選手でしょう

 

2014年オフにソフトバンクからの育成再契約を蹴って中日ドラゴンズに移籍。
すると、これまで一軍出場のなかった亀澤選手ですが、開幕一軍を勝ち取ると3月29日には一軍初出場を果たし、その試合で4安打の大活躍をみせます。

 

ベテランの荒木雅博選手とポジションを争い、移籍初年度に107試合に出場し、チームに欠かせない選手へと成長します。

 

中日では5年で421試合に出場する活躍でしたが、今年のオフにまさかの戦力外通告を受けます。
まだまだ攻守にわたって必要とする球団もあると思うので、是非ともトラウアウトでは活躍してほしいところです!

 

2012

 

この年指名した選手でいまだに現役を続けているのは飯田投手のみ。
その飯田投手は2014年に一軍で11試合に先発すると、中継ぎに転向した2015年から2年間で65試合に登板し、チームの台所を助けます。

翌年以降、登板機会が少なくなっていたところ、阪神の松田遼馬投手とトレードで阪神タイガースへと移籍しています。